日本Androidの会 2011年6月定例イベント
日時:2011/6/20 19:00~21:00
場所:東京大学 駒場第二キャンパス コンベンションセンター

○アジェンダ
HoneyCombアプリ作ってみたよ
ChromeOSとAndroid
Appleの動向 WWDC2011報告
Windows Phone7 “Mango”について
Computex Taipei 報告

■HoneyCombアプリ作ってみたよ
講演者: みやけん氏 / ブログ cyberspacefarm.com / twitter @cyberspacefarm
○ActivityからFragmentへ
・今まではActivityにパーツを配置していたが、FragmentにUIをおいて、複数のFragmentを組み合わせてActivityを作る必要がある
○ExpandableListFragmentのワナ
・ExpandableListFragmentがないので作る必要あり
→ でも Icecream から入るかも知れない
○まとめ
・Honeycomb向けにアプリを作るならデザインから
・UIもHoneycomb向けに作るといい
・Fragment使えればつかみはOK
○参考アプリ
Google I/O 2011 のスケジュールアプリ
→ ソースも公開されている

■ChromeOSとAndroid
講演者: 丸山不二夫 氏(日本Androidの会会長)
○Chromebook
・2011/6/15発売した
→ すでにAmazonで買える
→ 今のところSamsung製のみ
・教育機関は月20ドル、企業は月28ドルからで10台以上、3年縛り
・ベースはDebian Linux
→ Androidよりははるかにシンプルな作り
・コンセプト “Nothing but the web”
・8秒で起動
・常時接続前提
→ 3GとWi-Fi
○Chrome OS と Android
・Browser / Native Component
・すべての表示をBrowserで行う(Chromeの全画面表示のイメージ)。すべてはWebアプリ
・機種ごとの差異の吸収が容易。表現力はHTML5とFlashが担保する
・Thin Client / Rich Client
・Thin Client は、データ・設定環境のバックアップは自動的に保証される
・保守管理、システムのバージョンアップは非常に容易。しかし、クライアントの機能は制限される
・Business / Consumer
・Chromebook はエンタープライズがターゲットのように見える
・エンタープライズ向けアプリの開発は、当初 Google App Engine for Business という枠組みが想定されていたがなくなった
・一般の消費者が喜んで手にするかは疑問
・携帯不可 / 携帯
・タブレット不可 / タブレット
・組み込み不可 / 組み込み
○Chrome OS と Android の Browser
・Chrome OS のブラウザは当然 Chrome
・Android のブラウザは Chrome ではない
○いろんな声
・「Chrome OS はクラウドを実現する」- by Google CEO
・Chrome OS の将来性をめぐって企業が抱いている疑問 – IDC Al Hilwa
・Whatever you do, don’t buy a Chromebook – Galen Gruman
→ “don’t buy chrome book” で検索w

■Appleの動向 WWDC2011報告
講演者: 高橋 氏(頓智ドット)
○自己紹介
・頓智ドットのエンジニア
・セカイカメラの開発
・OpenGL ES等 3D 系が主
○おことわり
・WWDCは基調講演以外NDAの制約がある
・あんまり詳しくは話せない
○ある日のスケジュール
・午前3コマ、午後3コマ
・他にもLabやランチセッションなど、5日間びっしり
○iOS5の新機能
・PC Free
・Notification Center
→ 今までの真ん中に出てくるNotificationではなくなった
・Twitter
→ 標準APIでツイートできるようになった
・Reminders
→ 位置情報と連動しているのがポイント
・Emoji emoticons
→ こっそり入った新機能
→ Emoji が i.softbank.jp 以外でもサポートされるようになった
・AirPlay Mirroring
→ 無線で音楽・映像がミラーリングできるようになった
→ アプリ側で一工夫すると、iPad と Apple TV で別画面が出せるようになった
○新API
・Customize UI
→ ON/OFF切り替えのUIを青以外にできる、など
・Core Image
→ Mac OS X では以前からあった機能
・Automatic Refrence Counting (ARC)
→ [foo retain]; [foo release]; の面倒をコンパイラが見てくれる
・OpenGL ES debugger
→ Xcode のツール上でGLの命令をデバッグできるようになった
・GL Kit
→ Android でいうところの GLSurfaceViewのような View, ViewController が追加されている
・OpenGL ES extensions
→ iPad 2 限定
→ パワーを使う処理ができるようになった
・画面遷移の定義をするツール
→ コーディングなしで画面間エフェクトなどを設定できる
・Locaion support in iOS simulator
→ 位置情報のシミュレーションができるようになった
などなど
○その他
・スティーブ・ジョブズの声が弱々しかった

■Windows Phone7 “Mango”について
講演者: 大西 氏(日本マイクロソフト)
※途中退席のためメモなし

■Computex Taipei 報告
講演者: 栗田 氏
※途中退席のためメモなし

以上