中途採用面接の参考になればと思って購入した一冊。
「ビル・ゲイツの」とタイトルには書かれているが、実際にビル・ゲイツが考えた問題はほとんどなく、マイクロソフト社で使われていた面接問題を取り上げた本。
サブタイトルにあるような「富士山をどう動かしますか」だけでなく、
- 太陽は必ず東から出てくるか
- マッチ棒6本を使って4つの正三角形を作るにはどう並べればよいか
というパズル的な問題から、
- 世界中にピアノの調律師は何人いるか
- 秤を使わないでジェット機の重さを量るにはどうすればよいか
という実験などでは解を得ることができない問題からいかに答えを推測するかを意図する問題まで、さまざまに問題がちりばめられている。
単なる問題&回答集ではなく、その問題をマイクロソフトではいつ使われたのか、どういうことを意図しているのか、ということもかかれており、いかに学生が読みがちな日本の就活How To本が惨めなことかがわかる。
面接担当官になる人も面接を受ける人もぜひ読んでほしい一冊。